一問一答

マニュアル作成ツールの代表的なものは、
Teachme Biz、クリップライン、Dojoがあります。

上記の3つのツールを選定した理由は、
動画マニュアル作成ツールで検索した際に必ず上位表示され、
かつ導入企業・店舗数が多い3社をピックアップしました。

他にもcocomite、tebiki等がありますが、
今回は代表的な3つについて、内容や違いを説明します。

それぞれのツールの特徴

・Teachme Biz

　作成・閲覧・修正・管理と、動画マニュアルを作成・運用するための機能を備えており、
　一つのツールで完結できます。

　1つ1つの機能がシンプルに設計されているため、
　直感的にマニュアルの作成や編集ができ、特別なスキルは不要です。

　マニュアルの閲覧状況の管理や、個別にトレーニングカリキュラムを組む機能もあります。

　マニュアルの「つくる」「つかう」の機能をバランスよく備えているツールと言えます。

・クリップライン

　マニュアルの作成者と閲覧者の双方でのコミュニケーションがしやすく、
　スタッフ別・店舗別・エリア別など、さまざまな切り口で、
　学習履歴や進捗を集計・レポーティングできます。

　そのため、マニュアル作成後の運用がしやすく、遠隔でのマネジメントに適しています。

　なお、動画の撮影・掲載はできますが、マニュアルの作成・編集機能はないため、
　別のソフトで作成・編集する必要があります。

　マニュアルの「つかう」の機能を充実させたツールと言えます。

・Dojo

　マニュアル作成や編集時の細かな機能が充実しており、
　よりハイスペックな動画マニュアル（eラーニングのコンテンツに近いもの）を
　作りたい人に向いています。

　Dojoの特徴は自動作成機能です。
　撮影した動画やキャプチャした写真を取りこみ、マニュアルを簡単に作成できる機能です。

　しかし、「自動作成機能」という言葉から、
　「自動でマニュアルが作れてしまう機能」と連想しがちですが、そこまでではないようです。

　Dojoはマニュアルの「つくる」に特化したツールであり、
　「つかう」をサポートするには、別のツールを申し込む必要があります。

それぞれのサービスがどのような企業にマッチしているか

「Teachme Biz」は、
一から動画マニュアルを作りたい、作り直したい企業に向いています。

簡単にマニュアルの更新・メンテナンスができ、
更新の際の更新者や日時の記録が残せるので、
製造業の製造工程の変更などにも使いやすいでしょう。

また、人材の出入りが多く、新人教育に携わる機会の多い飲食業・小売業の方には、
トレーニングコース機能を使って新人育成の仕組化ができます。

タスク配信機能を使うことで、一度に多くのお店や人にアプローチや管理も可能です。

多店舗展開している企業にとって、かなり役立つ機能となることは間違いありません。

「クリップライン」は、
遠隔で現場スタッフをマネジメントしたい企業に向いています。

他のツールに比べて、コミュニケーションの機能が強いため、
学習の進捗管理や実行の管理に向いています。

但し、これらを機能させるには、
マニュアル作成・編集のスキル、PC操作スキルに長けた人が必要です。

理由は、クリップラインはマニュアル作成・編集の機能がないため、
別の専門のソフトを使って作成する必要があるからです

「Dojo」は、
マニュアル作成を専門とする部署のある企業、
自社でeラーニングのコンテンツを作っていきたい企業に向いています。

他のツールよりも、マニュアル作成の機能が豊富であるため、
専任担当がじっくりと腰を据えて、クオリティの高いマニュアルを作ることができます。

マニュアルだけでなく、eラーニングのコンテンツ作成もカバーしているのが、
特徴と言えます。

まとめ

マニュアル作成ツールといっても、それぞれ商品ごとの機能差が大きく、
解決したい課題によって合う・合わないサービスがあります。

マニュアル作成ツールをお探しの方、お悩みの方は、
どのサービスが自社に適しているのか、ぜひ参考にしてみてください。

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