一問一答

動画マニュアルが注目されている理由は、相手にわかりやすく伝えられるからです。

なぜ、わかりやすく伝えられるのか。

それは、従来の紙のマニュアルに比べて、圧倒的に情報量が多いからです。
その情報量の差は、なんと5000倍！と言われています。

「わかりやすく伝えられるのは、情報量が多いから」と言われても、ピンと来ないと思いますので、
事例を挙げたいと思います。

例えば、新人が最初に教わる基本行動である挨拶。
「おはようございます」「お世話になっております」「こんにちは、お先に失礼します」など
シーンに応じて、挨拶の種類や発声の仕方だけなく、お辞儀の角度が違います。

では、挨拶の仕方を紙のマニュアルにするとどうなるでしょうか？
例えば、サービス業でお客様が店舗に来店された場合の挨拶のマニュアルを考えてみます。
この場合、マニュアルに使う写真は「全身」「上体を倒したところ」「笑顔」の3枚を使用。
挨拶の手順を文章で表現すると、
・手を体の前で組みます
・相手の目を見て、明るく大きな声で「おはようございます」と伝えます
・お辞儀は30度、上体を倒す時には早く、おこす時にはゆっくりとおこします
と記載したマニュアルが多いでしょう。

この挨拶のマニュアルを新人に渡して、再現させると、2つのことが起こります。

1つは「明るく大きな声」が一人ひとり違ってきます。
新人なりに、一生懸命明るい声を出していても、先輩が求めている水準と違えば、
先輩は「もっと明るい声を出すように」と注意をします。
この時、新人は「マニュアルに書いてある通りに、一生懸命明るい声を出しているのに…」と
不満に思うでしょう。

もう1つは、上体を倒す・おこす時の早さが人によって違うことです。
「早く」「ゆっくりと」は人によって感覚が違うため、新人は「明るく大きな声」同様、
動作のスピードも人によって違ってきます。

この挨拶のマニュアルが動画になればどうなるでしょうか。
先輩が挨拶の模範を見せて、それが動画になっているマニュアルをイメージしてください。

先輩の挨拶の声を聞くことが出来るので、「明るく大きな声」の基準がハッキリとします。
また、上体を起こすスピードも、視覚で理解することができます。紙ベースでは、スピードを
見ることはできません。

これだけでも動画の方が、情報量が多いことがわかりますが、その他にも
「ポイントとなる動作や該当の箇所にスポットライトを当てる」
「動画に図形やテロップを入れる」
などの加工をすることで、よりわかりやすいマニュアルを作成することが出来ます。

「誰が見ても、わかりやすく、同じ作業を行うことが出来るようになる」
これが動画マニュアルが注目を浴びている最大の理由です。

アッシュ・マネジメント・コンサルティングでは、誰でも簡単にマニュアル作成を行うことができる、マニュアル作成ツール「Teachme Biz」の導入支援を無料で提供しています。業務効率化のために、マニュアル作成ツール導入をご検討中の方や、マニュアル作成の効率化・定着化にお悩みの方は、ぜひ、お気軽にご相談ください。